日本三大祭の一つに数えられる祇園祭。
3年ぶりに京都祇園祭巡行。
7月10日の朝。
「山鉾巡行」まで あと一週間。
京都市の山や鉾を持つ町内は、
蔵から山や鉾の部材を出し始める。
菊水鉾
月鉾
「建て方」と呼ばれる職人の方々が
「山建て」「鉾建て」をはじめる。
組み立てには
釘は使われず荒縄を結び付けて建てられていく。
木と縄だけの「縄がらみ」
古くから伝わる祇園祭ならではの縄がらみ。
縄の結び目が美しく、涙が出そうな感動。
外側から内側から交互に通す縄。
編まれた縄の上に絡めていく。
固く結ばれ衝撃を吸収していく。
雄蝶、雌蝶などの結わえ方があるそう。
鉾の正面と後ろは雄蝶、
側面は雌蝶。
石持の回りは海老巻や鼓巻など、
美しい見た目や個性的な名前。
船鉾
ゆっくり太めの縄で引っ張り横に倒して
長い真木が鉾に差し込まれる。
ロープを引っ張り、
見る見るうちに真木が立ち上がっていく。
わずか5分ほど、歓声があがる。
月鉾
菊水鉾
鮮やかな凛々しい鉾。
函谷鉾
菊水鉾
あとは
車輪の取り付け、懸装品の飾りつけ。
曳き初め。
祇園囃子を奏でながら町内の試し曳き。
2018年7月15日
この年、とても天気が良い宵々山。
「祇園祭に雨はつきもの」
「祇園祭が終わらないと梅雨が明けない」
今年の祇園祭、京都には帰れない。
けど
鉾建てを見ながら祇園囃子を聴きながら、
心から疫病退散を祈願‥