日々、言の葉をつむぐ。

時を大切に、旅するように、ささやかな何気ない日々を暮らしたい。三人の子ども達、それぞれ巣立って楽しみが増えてます。好きな写真と言の葉を紡いでます。

リスボン ジェロニモス修道院

リスボン ジェロニモ修道院

ポルトガル大航海時代エンリケ航海王子

インド航路を発見したヴァスコ・ダ・ガマ

功績を称えて造られた修道院

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航路開拓の多額の富が贅沢に注がれた修道院

マヌエル様式の建造物の豪華絢爛な最高傑作。f:id:rosehazuki:20240223231730j:image

マヌエル様式とは、

16世紀初めの大航海時代の繁栄を象徴するポルトガル独特の建築・芸術様式のこと。

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その様式名は、ポルトガルのマヌエル1世の名前。

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16世紀初頭に着工、

その後およそ300年もの歳月をかけて建造。
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ジェロニモ修道院

中庭を囲むおよそ55m四方の回廊。

青い空と薄いベージュ色と、

中庭のグリーンの対比が美しい。

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中庭を取り囲むように作られた素晴らしい回廊。

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回廊とは、

修道士たちが祈りや瞑想をしながら歩く場所。

「地上の楽園」と言われている光と影。

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ゴシック式の影響を受けて、

海外交易によって築かれた巨万の冨を

象徴するような装飾。
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回廊は2階建て。

1階と2階で建てられた時代や

設計者が異なり雰囲気も違う。。

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1階はディオゴ・ボイタック。

2階はジョアン・デ・カスティーリョ。

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ともに当時のポルトガルで活躍をしていた建築家。
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回廊は石灰岩

ロープ、貝、サンゴなど大航海時代

イメージしたマヌエル様式の細やかな彫刻。

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柱ごとに違うデザインの彫刻。
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完成までに約300年!

香辛料の取引で得た莫大な資金を元に建設。

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明るい光が差し込むと装飾もより美しく映える。

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細かな装飾はまるでレースのよう。
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1582年

日本から派遣された天正遣欧少年使節 長崎を出発。

2年後の1584年にリスボンに到着。

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港に着いて初めて目にした大きな西洋の建物が

このジェロニモ修道院と言われている。

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帰りはトラムで。

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2023年12月