立春から数えて88日目は「八十八夜」
気候が穏やかになり、
茶摘みや稲の種まきがはじまる。
みずみずしい新芽を摘んで、
作ったのが新茶(一番茶)
「八十八夜に摘んだ新茶を飲むと
病気にならない」 と、
京都に住んでいる母は
いつもそう言う。
毎年、
新茶をたくさん送ってくれる。
一番茶から約50日後に摘んだものは二番茶、
そのあとは三番茶、秋冬は番茶。
新茶は、栄養も優れていて
きれいに澄んだ緑の色のお茶。
若葉のさわやかな香りと甘みがあり
とてもおいしい。
私の新茶をおいしく淹れるポイント。
✳︎ ガラスポットにお茶の葉を入れる。
茶葉の量は1人分3〜4g。
(茶匙1杯、ティースプーン2杯)
✳︎ お湯を80度から70度ぐらいに冷ます。
一度沸騰させたお湯を
お湯呑みに注ぐと自然に冷め、
お湯呑みが温まる。
✳︎ お湯を入れ蓋をしゆっくり待つ。
ポットにお湯呑みで冷ましたお湯を注ぎ、
蓋をして1分ほど蒸らす。
✳︎ ポットから急須に最後の一滴まで注ぐ。
急須からお湯呑みに注ぐと、
濃さは同じようになる。
ポットに入れた茶の葉の美しさが
とても好き。
2121年、今年は5月1日が「八十八夜」
公園に
キラキラ輝く百合の花。