奈良平城京

平城京。

「あおによし寧楽[なら]の都は

咲く花の匂うがごとく今盛りなり」

710年（和銅3年）

「藤原京」（現在の奈良県橿原市）から遷都。

元明天皇が築いた都。

現在の奈良市につくられていた平城京。

全く忘れ去られてしまっていた都。

江戸時代末期、役人の北浦定政が、

この場所に街があったことを発見。

再現された遣唐使が乗った船。

仏教の経典、

政治の仕組み、

多くの工芸や技術、

野菜発酵技術　味噌･しょうゆ、

薬草、お茶、みかん。

今日に至るまで、

商業施設や鉄道や道路の建設計画が

持ち上がるたびに、奈良市民は議論し、

この広大な空間を残してきた。

710年、都を建設。74年間、日本の首都。　

幅75メートル道を歩くと朱雀門。

朱雀門を通りぬけて

JRの踏切を渡ると‥

再現された大極殿へ。

都が長岡京に移ってから、

平城京は建物を取り壊して

田んぼや畑として使われる。

そして‥

全く忘れ去られてしまった平城京。

朱雀門の復元（1998年）
東院庭園の復元（2000年）、
大極殿の復元（2010年）
まだまだ続く平城京復元。

2010年平城京遷都1300年祭

平城京の面積は25㎢、

皇居22個、ディズニーパーク49個、

東京ドームなんと534個。

その人口は、およそ10万人が

住んでいたと言う。

奈良市街、興福寺や元興寺がある外京。

「奈良の大仏」で有名な東大寺、

外京のさらに外側の地域。

平城京、

壮大なロマンに浸る貴重なひと時。

2024年6月