日々、言の葉をつむぐ。

時を大切に、旅するように、ささやかな何気ない日々を暮らしたい。三人の子ども達、それぞれ巣立って楽しみが増えてます。好きな写真と言の葉を紡いでます。

端午の節句

男の子の誕生と成長を祝う初節句

無病息災を願う端午の節句

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張子の虎。

虎のように強くたくましく成長することを願う。

神聖な生き物と崇められる虎、厄除けや魔除け。

虎の骨は病気を治す薬、無病息災。

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菖蒲の節句。菖蒲は邪気を払う。

菖蒲の葉をいれた菖蒲湯。

菖蒲の花を生ける。

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奈良時代 菖蒲の節句
5月5日、宮中節会。無病息災。

天皇が冠に菖蒲をつけ、

臣下にも菖蒲酒をあたえ、

家々の軒に菖蒲を挿す。

騎射や走馬の儀式、天下の安全を祈る。

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鎌倉室町時代 尚武の節句
政治の中心が朝廷から武家に移り、

武家では、菖蒲が「尚武」

武を尊ぶ大切な日。

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江戸時代 端午の節句

男の子の誕生を祝う日。

武家の間だけでなく、

広く庶民の間にも広まる。

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子どもの健やかな成長を願い飾る五月人形

七五三の7歳まで、

小・中・高・大学など卒業まで、

成人するまで、 結婚するまで。

江戸時代は

一人前として扱われる元服まで飾り、

子どもの身代わりとなる五月人形は役目を終えた‥

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今は

気持ちよく手放せるように

親が納得できるまで飾ればよい。