明治42年(1909年)開業の歴史のあるホテル。
名門クラシックホテル。
西のクラシックホテルと言えば奈良ホテル。
本館の建築は、
東京駅や日本銀行本店などの建築家、
明治大正時代の建築家、
辰野金吾氏の設計による桃山御殿風檜造り。
奈良ホテルのロビーや吹き抜けの階段。
さまざま場所に、
不二木阿古 上村松園 河合玉堂‥
明治から昭和の有名画家の絵画が、
飾られている。
和の建築に合った日本画が中心。
ロビー吹き抜けの2階「鷺娘」
作者:不二木阿古(明治29~昭和18年)
吹き抜けの和風のシャンデリア。
一番大きいのは春日大社の釣燈籠。
華麗で重厚感溢れる和洋折衷の美しさ。
関西の迎賓館、
国賓・皇族が宿泊する迎賓館。
「アインシュタインのピアノ」米国製ピアノ。
アインシュタインが実際に演奏した写真。
時代を感じる調度品や美術品があり、
まるで美術館のよう。
修理工事のため2023年7月から、
工事の完了は2031年予定。
朝食「茶がゆ」50年以上前の、
レシピと同じだそうだ。
一般的にはほうじ茶の茶がゆ。
最後に玉露を使って香りを際立たせる。
西の迎賓館「奈良ホテル」
そして、
「名勝 旧大乗院庭園」
大乗院は、1087年(寛治元年)に創建。
廃仏毀釈で明治初年に廃寺となるまで存続。
その敷地内の一部が奈良ホテル。
室町時代には古くからあった東大池。
周辺に小池や橋、亭などを設け、
舟遊びなどを行なったと伝えられる。
銀閣寺庭園を手掛けた作庭の名手“善阿弥”
京都から招かれて改修。
善阿弥は義政に寵愛された作庭の名手。
将軍足利義政を始め公家たちが拝観に訪れ、
明治初頭まで南都随一の名園。
「日本クラシックホテルの会」
奈良ホテル、東京ステーションホテル、
ホテルニューグランド、蒲郡クラシックホテル、
雲仙観光ホテル、川奈ホテル、
ホテル9選で日本クラシックホテルの会は構成。
第二次世界大戦以前に建てられ、
その建物を維持。
文化財や産業遺産などの、
認定条件を満たした名門クラッシック9選。
歴史に残る名建築。2025年6月